大人も学ぼう 第5段は「ニューロダイバーシティの教科書」です

今回は「考える会」で少し話題となった「ニューロダイバーシティの教科書」を読んでみました。

まず、ニューロダイバーシティという言葉の意味は?ということで本文から引用します。
「ニューロダイバーシティ(neurodiversity)という言葉はnuero(脳・神経)とdiversity(多様性)という2つの言葉をつないだ合成語です。」
さらにどういう意味なのか、また引用します。
「脳や神経, それに由来する個人レベルでの様々な特性の違いを多様性と捉えて相互に尊重し, それらの違いを社会の中で活かしていこう」
という考え方を含む言葉になるようです。少々難しいです。
誰一人として同じ人はおらず、脳も人の数だけ違いがあるのですが、少数派と言われる人たちは「独自の文化」を持つというレベルの違いがあるのだそうです。文化が違う人との交流はすなわち異文化交流であるという話しはなるほどと思いました。

後半の章は、
『教育』x『ニューロダイバーシティ』
『働く』x『ニューロダイバーシティ』
『家族』x『ニューロダイバーシティ』
と、それぞれの事例を踏まえた内容になります。学校でも職場でも家庭でも人間関係において大変さというものはあります。自分と相手の価値観が違うこと、自分の思いが相手に伝わらないことが理由となるケースが多いと思います。なんで分かってくれないのか、どうしてこんなことするのか・・・。
それは人それぞれnueroが違うからのようです。
わたしとあなたは違う
もちろん夫婦は全然違う(そもそも違うから惹かれ合って・・・という説もあるようで、諦めるしかありませんw)
さらに私と子どもも違う(全く違うという理解が重要です!)
お互いに違うことを受け入れて、理解しあおうとする歩み寄りがあって、前に進んでいくことが大切なんだと考えさせられます。

そして最後に、「半径10mの社会適応」の話があります。
人ひとりが生きていくために必要とするコミュニティは大きなものでもなく、多くもないのではないかという考えです。「半径10m程度のコミュニティが一つでもあれば, 人は生きずらさを感じにくくなります。二つあればより安定しますし, 3つもあればそれなりに幸福感や充実感を感じながら人生を送れるのではないかと思います。」と締めくくられます。
人それぞれ合う場所は異なります。選択肢がないから困るのではないかと思っているので、その通り!と独り言ちました。

ニューロダイバーシティみんなで学んでみますか!?

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ニューロダイバーシティの教科書: 多様性尊重社会へのキーワード